<2回戦> 智辯和歌山 4-2 富山商
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
| 智辯和歌山 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 |
| 富山商 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
智辯和歌山が富山商と対戦し、4-2で4万6千人の大観衆を沸かせる接戦を制した。県勢のセンバツの白星は2011年以来7年ぶり。
1点を追う智辯和歌山は3回、神先の中前安打と西川の四球で好機をつくり、文元の左前適時打で同点。4回は、一死から東妻が高めに浮いたスライダーをとらえ、左翼手の頭上を大きく越える三塁打。次打者への暴投で生還して勝ち越した。同点の8回には、二死から敵失を足がかりに攻めた。暴投と四球で1,2塁とし、池田がスライダーをしぶとくとらえて中前適時打。さらに守備の乱れもあり、1塁走者も生還し2点を勝ち越した。 先発の小堀は、変化球を効果的に使い、3,4回は三者凡退に抑える好投を見せた。5回に同点に追いつかれて登板した池田は、内角の直球で詰まらせる強気の投球で要所をしめ、無失点で最後まで投げて勝利をたぐりよせた。
富山商は2回、前田が内野安打で出塁し、次打者への暴投で一気に3塁へ。一死後に澤田の適時打で先制した。1点を追う5回には、二死3塁から横尾の適時打で同点とし、なおも好機を広げたが、後続が断たれた。右腕・沢田は7与四球と制球に苦しみながらも粘り強く投げたが、打線がつながらなかった。
<3回戦> 国学院栃木 4-7 智辯和歌山
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
| 国学院栃木 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 4 |
| 智辯和歌山 | 4 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | 7 |
智辯和歌山が「強打の智辯和歌山」の本領を発揮し、7-4で国学院栃木を降し、7年ぶりの8強進出を決めた。
智辯和歌山が序盤の大量点で主導権を握り、逃げ切った。1回、先頭の神先が中前打を放ち、続く西川も野選で出塁し無死1、2塁とする。この好機に林が左翼フェンス直撃の三塁打を放って2点を先制した。さらに敵失も絡めて、この回計4点を奪った。2回は一死後、神先が右越え三塁打で出塁し、西川の左前適時打で1点を追加した。その後、3回は神先の適時内野安打、5回は林の内野ゴロでそれぞれ加点するなど、伝統の強打を発揮して毎回の14安打で一気に突き放し、試合を優位に進めた。先発は体調不良から回復した右腕・平田。序盤で大きな援護をもらい、テンポの良い投球で3回までいずれも三者凡退とし、順調な立ち上がりをみせた。変化球を効果的に使い、打たせて取る投球で6回まで無失点。7、8回に計4点を失ったが、9回を被安打7、失点4で完投した。遊撃の西川が難しい打球を好捕するなど、チームメートも今大会初登板の主戦をもり立てた。
国学院栃木は先発・水澤が2回5失点と踏ん張れず。8回に近藤の適時打と毛塚の適時三塁打で3点を返したが、反撃も遅かった。
<準々決勝> 創成館 10-11 智辯和歌山
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
| 創成館 | 3 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 10 |
| 智辯和歌山 | 0 | 1 | 1 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2× | 11 |
智辯和歌山が創成館と対戦し、驚異の粘りを見せて延長10回までもつれる激戦となったが、11-10で逆転サヨナラ勝ちした。両校合わせて30安打が飛び出した乱打戦に、4万1千人の観衆から何度もどよめきが響いた。智辯和歌山の4強進出は2000年以来18年ぶり。
一時5点差までリードを広げられていた智辯和歌山は中盤以降、先発全員安打を記録する伝統の強打を発揮し、逃げ切りを図る創成館を必死に追い上げた。3点を追う2回、黒川が左翼へソロ本塁打を放ち、反撃の口火を切る。再び3点差となった3回には、林の左越え本塁打で1点を返した。5点差をつけられた5回には、3四球と連打で好機を作り、根来の適時打や東妻の犠飛などで一挙4点を加えて1点差に追い上げた。2点を追加された7回は、東妻の左前適時打で2点差に迫った。そして7-9で迎えた9回、文元が安打で出塁すると、後続の2人が四球を選び二死満塁。打席に立った主戦・平田は左前にしぶとく運んで2人を還し、延長戦に持ち込んだ。10回に1点を勝ち越されたが、その裏、四死球で二死1,2塁とし、試合は最大のヤマ場を迎える。黒川が2ストライクから変化球を左翼手の頭上へと運び、劇的な逆転サヨナラ2点適時二塁打で激闘に終止符を打った。登板した3投手は計16安打を浴びて10失点。序盤からリードを許す苦しい展開になったが、打線が勝ちを呼んだ。
創成館は序盤から得点を重ね、1点差の7回には野口の中前2点適時打で点差を広げ、延長10回には島飼の左犠飛で勝ち越したが、投手陣が10四死球を与えて逃げ切れなかった。
<準決勝> 智辯和歌山 12-10 東海大相模
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
| 智辯和歌山 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 2 | 12 |
| 東海大相模 | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
智辯和歌山が2試合連続の延長戦の末、東海大相模とのシーソーゲームを12-10で制し、2000年以来18年ぶり4回目の決勝進出を決めた。白熱した試合に3万5千人の観衆から大歓声と拍手が湧いた。
試合は序盤から激しい打撃戦となったが、準々決勝と同様、伝統の強力打線を発揮して5点差をひっくり返した。4点を追う3回、二死満塁から文元の左前適時打で2点を返すと、4回には先頭の黒川が二塁打で出塁し、東妻の左前適時打で1点を挙げる。さらに神先、西川の連続適時打で2点を奪って、一気に逆転に成功した。中盤、守備の乱れから相手に追加点を与えるなどして、6回が終わって5-10と再び大きくリードを許す。5点を追う7回、二死1,3塁から暴投でまず1点を返す。そして8回、林と黒川の2点適時打で同点に追いつき、延長に持ち込んだ。延長10回には、安打や犠打などで作った一死2,3塁の好機に、冨田の中犠飛と黒川の左前適時打で2点を勝ち越し、振り切った。投げては、1回途中から登板した主戦・平田が粘投。5回は本塁打で2点、6回には守りのミスもあり4点を失うも、粘り強く打たせて取る投球で7回以降要所を締めて、180球を投げ抜いた。
東海大相模は1回に4長短打などで4点。5回は渡辺の右越え2ランで逆転し、6回は3敵失に乗じて5点差に広げたが、中盤から登板した齋藤が、四球を与えた後に適時打されるなどリードを守れなかった。



